静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
今日はみんな大好き”腹筋”にまつわる過去の記事からシェアです。
一般的にわりと推奨される腹筋運動ですが、体の機能面から注目すると鍛え方には結構配慮が必要であったりします。
“審美”と”機能美”には一部相容れない部分もありますが、可能な限り両立していきたいところです。
良かれと思って頑張っていることが実は逆効果でした、なんてことがなるべく起こらない様に。
まだまだ知る必要があることって、無数にあるなぁ…。
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一般的に正義とされていることも、見方を変えると一転悪と捉えられることもあります。
しかしその悪は、ある方にとってはまた別の正義でもあったりします。
二元論の世界に囚われずに、一見対立する立場の考え方やあり方も理解する様努めたい。
世の中の様子を見ながら、そんな風に考える日々です。
フィットネス業界では、『割れた腹筋』や『お腹の縦線をつくる』といった腹筋のトレーニングが度々トレンドとなります。
お腹にボコボコっと出る隆起。
みんな大好き『腹直筋』のトレーニングです。
引き締まって筋肉の存在感を感じられるウェスト、格好良いですよね。
『審美』という価値観からは称賛される腹直筋ですが、『機能性』という観点から考察するとちょっと様子が変わってきます。
謂わゆる『腹筋』というものには腹直筋の他に3種類の筋肉が存在します。
計4筋、それぞれに任せられたはたらきがあります。
腹筋を割るトレーニングとは、一般的に『腹直筋』を鍛えるトレーニングのことを指します。
(腹筋ローラー的なあのアイテムも、腹直筋トレーニングの道具です)
腹直筋だけを頑張って鍛えると、筋力はもちろん他の腹筋との『使い方のバランス』の様なものが崩れてきます。
お腹の筋肉は呼吸にも大きく関わっていますので、まずは呼吸の仕方にトラブルが起きる原因となります。
そして、腰の支え方にも大きなエラーが。。。
結果は腰痛であったり、肋骨がガバっ!と開いた状態で動かなくなることでクビレも消失する恐れが。
…なんて、腹筋割るのダメーみたいな夢の無い話になってきちゃいましたが、『審美』と『機能性』を両立することは可能であると僕は考えています。
そして、両立する為には何をすれば良いか?と色々考えています。
ここではとても伝え切れないので、ヒントをちょっとだけ。
謂わゆる『体幹トレーニング』にも併せて取り組んでみたいですね。
地味だしボディラインの変化は感じ取りにくいですが、とっても大切。
体を動かすのは得意でも、『支える』のはとっても苦手という方多数。
そんな現場での肌感覚です。
うまくオチが見つかりませんでしたが、今日はこの辺で。
人体とは精巧なシステムの集合体。
どこか一部分だけにフォーカスすると、別のところに不都合が出てきてしまう。
難しくもありますが、とても面白い世界が広がっています。
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