静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
今日も一昨日に続きまして、HPに掲載予定のコラムから抜粋してお送りします。
(一昨日の続きです)
“痛い”という現象って深掘りすればするほどに奥深く、まるで終わりの境界線が見えない宇宙空間の様でもあります。
特に慢性化したものの原因を探るのって、なかなか厄介。
一つに決めつけずに、疑わしいものには全て取り組んでいく。まさに『できることは全部やる』の精神が大切だと個人的には考えています。
かと言って闇雲に乱れ打ちしていてはプロではないので、際限なく広がる可能性の中からしっかりと厳選していくことがとても大切。
これは知識と併せて経験が助けてくれることも多々ありますので、頭でっかちにならない様に謙虚な気持ちで日々向き合っていきたいところです。
…と、痛みの改善は特に力を入れて取り組んできたのでついつい熱くなってしまいますが、今日は肩痛改善のヒントです。
お困りの方、そして予防に興味がお有りの方はご一読ください。
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◆肩痛の改善がうまくいかない理由
肩痛を語る上でとっても大切な要素となるのが『肩関節は一方向の単純な関節ではない』ということです。
こちらの画像をご覧いただくとお解りの通り、膝や肘関節などと違って”複数のパーツ”と”複数の可動部”で構成されています。
可動部が多いということは、可動部を動かしたり安定させる為にはたらく筋肉も多岐にわたるということ。
そして、それぞれが独立して動いているという訳ではなく、互いに影響し合って成立しているということです。
つまりそれだけトラブルも起こりやすく、改善する為には多角的な取り組みが必要不可欠となります。
例えば、綿の生地を縫い合わせて作られたTeeシャツと、ニット素材で編まれたセーターを思い浮かべてみてください。
縫い目がほどけて穴が空いたTeeシャツは、また縫い合わせれば簡単に直すことができます。
ところがセーターとなればそう簡単にはいきませんよね。
ひとたび穴が開けば、そこからスルスルと毛糸が解けて修繕がどんどん難しくなります。直す為には当然、編み物の知識も必要になりますよね。
肩の関節も同様で、どこか一箇所にトラブルが起こると芋づる式に問題が連鎖していきます。
前述の通り肩痛にも様々な種類がありますが、それはトラブルが連鎖した結果として痛みが生じているということ。
『痛いところに対処する』
ということはとても大切ですが、一方で『痛みが生まれた根本的な問題』を解決しなければ、残念ながら何度も痛みはぶり返すことに。
穴の空いたセーターを縫い合わせて見かけ上は穴が埋められても、”ほころびの元を断つ”ことができなければまた穴は広がっていきますよね。
それでは肩における『ほころびの元』とはどこなのか?
少し掘り下げてみましょう。
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ここまで
続く。。
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