静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
近頃はまた”感覚”へのマイブームに火がついています。
体のシステムの中でも、感覚の話はとっても身近なトピックです。
※こうしている今も、様々な感覚器(センサー)を動員してこの記事を読まれているのですし。
今日も知っているだけでちょっと得する話題をシェアしていきましょう。
家の中で家具に足の小指やスネをぶつけて悶絶。。。
そんな経験あなたにもお有りでは?
体を何かにぶつけると、その部位にある侵害受容器というセンサーが活発に働きまして、さらにその信号を脳に伝達するための門(ゲート)の様な機構を開きます。
痛いよーの信号が神経を伝って脳まで到達して、あの悶絶ぶりを味わうことになるのです。
しかし、しばらくすると不思議とこの痛みは弱まっていきます。
こんな短時間でぶつけたところの組織が修復するはずもないのに、よく考えたら不思議ではないでしょうか?
それは、先程の門(ゲート)が密接に関係しています。
全開だった門が次第に閉まっていくことで、”痛みの信号”が徐々に弱まっていくのです。
(ちょっと深掘りしたい方は『ゲートコントロール理論』と検索してみてください)
そして、このゲートを強制的に閉じる様にはたらきかける行動が『患部をさする』という行為です。
ちょっと難しい話ですが、痛いところをさすると”SG細胞”というゲートの開け閉めをしている細胞が活性化してゲートを閉じていく仕組みとなっております。
ヒトって痛みを感じると本能的にさする行動を取ることがありますが、これはとっても合理的な行動です。
本当によくできていますよね、人の体。。
あなたもぜひ体をぶつけて悶絶する機会があったら、ここぞとばかりにさすってみてください。
じっと待っているよりも早く平穏が訪れるかも知れません。
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