こうして電子機器の画面に向かって言葉を打ち込んでいると、どんどん交感神経が優位になっていくのを感じます。
※交感神経は『闘争・逃走の神経』。ある種の興奮状態です。
まじまじと自分の体の様子を観察してみると、呼吸が浅くなって肩が引き上がっていることを感じます。
涙の分泌も抑制されるので、目も乾きます。手汗もかいてきました。足先も冷えてきました。
これ、全部交感神経が活発な時に起きる体の反応です。
何となく、全体的に不快な感じですよね。。
自然環境の中で『闘争・逃走』状態にあれば色々と好都合にはたらくものが多いのですが、近代化された生活様式ではあまりマッチしていない気がします。
という訳で、僕たちは割と寝る直前まで液晶画面の強烈な光刺激と情報の洪水に晒されています。
これじゃ睡眠にも影響が出て然るべきですし、日常に溢れるストレスの源と相まって交感神経が大変です。
交感神経を落ち着かせて、副交感神経(休息の神経)もしっかりと働かせる。
つまり自律神経を整える為に、今すぐに取り組めること。
それが、『息をゆっくりと深く吐く』を繰り返すことです。
自律神経は意識とは無関係に働いているので、僕たちの意思でコントロールするのは極めて難しいこと。
そんな中で、割と直接的にアプローチできる方法は呼吸しか無い様です。
★10秒程度かけて息を吐く→3秒ぐらい息を止める→ゆっくり自然と息を吸う
これを10回ぐらい繰り返すと、一旦体の興奮がおさまってきます。
(苦しければ時間はご自身で行える範囲で調整してみてくださいね。緊張してガチガチになっている、スピーチやプレゼンの前なんかにも活用できますのでお試しを。)
こちらは対処療法ですが、根本的な改善をするのであれば呼吸の方法をより適正に調整するトレーニングが必要です。
呼吸を適切に行う体の使い方はこの場ではお伝えし切れませんので、ここでは割愛しておきますね。
※この辺は結構お金と時間をかけて仕入れたメソッドなので、有料コンテンツですかね(笑)
息を吸って吐くという、あまりにも普遍的な営みでありながら割と注目されにくいテーマについて触れてきました。
より深めてみたい方は、少し専門的ですがそういった書物も販売されているので学び深めてみても良いかも知れませんね。
人の体を知ることは、”よく生きる”ための大いなるヒントとなる。
ますますそんな風に思えてきました。
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