【ただのダイエットではない?!】肥満症はもはや治療の対象に

静岡市葵区・駿河区・清水区で活動しております。

『シェイプアップ・エイジングケア専門』
パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

明日からはもう3月!

春・夏に向けてそろそろダイエットしなくちゃ…。

毎年そんな風に思い始めるタイミングではないですか?

今年こそ万全のコンディションで薄着の季節を迎えられる様に、モチベーションUPの為の情報提供です!

程度にもよりますが肥満傾向にある場合はそうでない方と比べて、病気にかかったり死亡するリスクがグングンと高まってきます。

もはやあなたが取り組むべきはただのダイエットではなく、治療的な意識を持つ必要があるかもしれませんよ。

 

肥満症
の定義ってご存知でしょうか?

肥満症とは、肥満に起因する健康障害を合併するか、その合併が予測される場合において、医学的に減量を必要とする病態で疾患として扱っています。

出典:時事メディカル.https://medical.jiji.com/medical/,(参照 2020-02-27)

 

もう少し詳しく

肥満の定義(成人)

近年、わが国においても食生活を取り巻く社会環境の変化、すなわち食生活の欧米化や運動不足から肥満の人が急激に増えています。「肥満」とは、体重が多いだけではなく、体脂肪が過剰に蓄積した状態を言います。肥満は、糖尿病脂質異常症高血圧症心血管疾患などの生活習慣病をはじめとして数多くの疾患のもととなるため、健康づくりにおいて肥満の予防・対策は重要な位置づけを持ちます。

肥満度の判定には、国際的な標準指標であるBMI(Body Mass Index)=[体重(kg)]÷[身長(m)2]が用いられています。男女とも標準とされるBMIは22.0ですが、これは統計上、肥満との関連が強い糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)に最もかかりにくい数値とされています。

「脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、体格指数(BMI)25以上のもの」が肥満と定義づけられており、【表1】の通り判定されます。

表1. 肥満度分類(日本肥満学会)[1]

BMI(kg/m2) 判定 WHO基準
< 18.5 低体重 Underweight
18.5 ≤ BMI < 25.0 普通体重 Normal range
25.0 ≤ BMI < 30.0 肥満(1度) Pre-obese
30.0 ≤ BMI < 35.0 肥満(2度) Obese class I
35.0 ≤ BMI < 40.0 肥満(3度) Obese class II
40.0 ≤ BMI 肥満(4度) Obese class III

注1)ただし、肥満(BMI≥25.0)は、医学的に減量を要する状態とは限らない。
なお、標準体重(理想体重)はもっとも疾病の少ないBMI22.0を基準として、標準体重(kg)=身長(m)2×22で計算された値とする。

注2)BMI≥35.0を高度肥満と定義する。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット.https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp,(参照 2020-02-27)

 

つまり、BMI 25.0以上で医学的に減量が必要とドクターが判定した場合、それはただの肥満ではなく

肥満症

として疾患扱いされてしまいます!

 

肥満症はもはや生活習慣病の一つ。

痩せて美しいボディラインを手に入れることは素晴らしく価値のあることだと思いますが、

それ以上に価値のあることはいつまでも健康でいることではないでしょうか?

 

ただのダイエットではなく、取り組むべきは治療かも知れませんよ!

 

【全人的取り組みの必要性】

あなたは『全人的ケア』という言葉を目にした事がありますか?

主に医療の現場で、特に癌患者さんの緩和ケア領域において用いられるキーワードです。

 

全人的

人を、身体や精神などの一側面からのみ見るのではなく、人格や社会的立場なども含めた総合的な観点から取り扱うさま。特に医療現場においては「全人的医療」と言い、身体的な治療に終始しない総合的医療を意味する語として用いられる。

出典実用日本語表現辞典

 

様々なクライアント様のパーソナルトレーニング指導を経験する中で、肥満を含めた様々な身体の不調を改善する為には『全人的』な取り組みがまさに必要だと感じています。

ほとんど全ての方が意図せず肥満状態に陥っています。

『よ〜し太ってやるぞ!』

というモチベーションで肥満に陥っていくことはほぼあり得ないですよね^^;

 

太ってしまった原因は食習慣や運動習慣に問題があることが殆どですので、それらを適切に整えてあげることはもちろん大切。

しかし多くの方はそれらの習慣に問題があることを漠然と理解されていることがほとんどです。

ではなぜ分かってはいるけれども、変えることができないのでしょうか?

 

それは過食や運動不足に陥る根本的な原因の解決に取り組んでいないから。

 

例えば

・ストレス→過食

こんな条件反射的過食が成立してしまっている場合、ストレスを過食で解消しない仕組み作りを行うことは勿論大切です。

しかしもっと掘り下げていくと、ストレスを感じたり溜め込みやすい思考パターンや生活習慣の改善に取り組んでいかなければ根本的な改善に繋がらないですよね。

 

食事や運動だけへの取り組みだけでも、勿論痩せたり健康状態の改善を実現することができます。

しかしそのベストコンディションをずっと継続しようとしたら…。

 

もうお分かりいただけましたよね?元を断たなければなりません。

私はクライアント様との関わりの中で、可能な範囲・最大限の取り組みのなかで『全人的』な取り組みを心がけています。

長いお付き合いの中で、自然とお互いの身の上話に発展することも珍しいことではありません(笑)

その中で『物事の考え方・捉え方』に関する取り組みも、クライアント様と一緒になって行っていくことも多々あります。


(↑考え方?捉え方??笑)

もちろんクライアント様が苦痛にならない範囲で。

AIが人の仕事と取って変わる時代が到来すると言われていますが、今後もパーソナルトレーナーという職業が無くなることは無いと思いますし、ますます必要とされてくる存在だと考えています。

AIは人の繊細で精神的な領域を、きっと理解することはできません。

 

以上、だらだらと私の思いを綴ってしまいましたが多くの方がより健康で豊かな人生を送ることができる様願っております^ ^

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